イヌの社会

イヌの社会。イヌの社会
私のところでは、ホワイトシェパードという大型犬を、成犬から子犬まで一つの群れを形成させ、そしてイヌの社会性を学べるような環境にしております。イヌといいましても、それぞれ性格が異なり、その中でも男の子は、自信に満ちあふれたイヌが圧倒されるような仕草・行動によって、他のオスのイヌを押さえ込みます。現在、09年の春、アメリカから迎えたグランディをアローが押さえ込み、オスのイヌのリーダー的存在となっています。
女の子は引退した群れのメスのイヌを従えていました。当犬舎のリーダーはというと、女の子であり、群れの最年長であったモネですが、やはり自信に満ちあふれていましたから、余所からやってくる子たちが、何も知らずモネに上位を示す行動を取ったとき、背中を反らせ、頭を持ち上げ、そしてうなり声をあげるのです。それで終わりなのです、ちょうと自信を持ってきた女の子と男の子たちでした。ケンカにならずとも、自信漲る仕草によって、相手はそれ以上のことをしなくなるのです。女の子に至っては、モネにマウンティングをしていたのですが、2・3度のモネの立ち振る舞いによって、最後にはモネが近づくと、お腹を見せたり、モネの姿が見えるだけで、すぐに逃げ出してしまうような女の子になりました。お預かりした当初は、とても気が強い子で驚いていたんですが、帰って行く頃になると、とっても大人しい子に変化してしまいました。それだけ自信に満ちあふれたイヌのリーダーは、手を出さず威嚇や立ち振る舞いによって、群れをまとめてしまうのです。
もう一つ面白いことがありました。アローを捕まえて横倒しして、じっとさせておいたところ、急にグランディが近づき、アローに対して威嚇をするのです。
いつもとは違うアローの仕草・態度によって、グランディはアローに挑戦しにきたのです。
更に、アローを洗おうとリードで柱に固定し、洗う準備をしていたところ、洗われるのがあまり嫌いなアローの、行動によって、またもやグランディが現れて、アローに対し、優位的な行動をとるのです。
頭を高く持ち上げ、そしてアローの背中に頭を乗せ、軽く威嚇したり。もちろんアローの真横からです。
イヌ同士の優位な立場を示す、Tの字になるのです。Tの横線が立場の劣るイヌで、Tの縦線のほうが優位な立場を表します。このように群れの中では常に自分の自信を示す仕草や行動を観察することができます。
基本的に、オスはオス同士、メスはメス同士の優劣の争いがあり、それぞれで順位が決定します。
まあ、見たところ、群れでの順位は経験の差と自信にあるようです。
一番、力の強いイヌがリーダー的立場にいるのではなく、自信・経験から生まれた心の余裕によって、群れをまとめるイヌが決まるのです。
このような社会があるため、いつもいうことなのですが、イヌの社会性を身につけて、経験したイヌほど飼いやすいとお話ししてるのです。
時折、交配目的で繁殖犬が来ます。そして数日間~数週間お預かりするのですが、これがまたなんとも・・・。
刷り込みが入っている子というのは、比較的早めに群れの中で過ごすことができるようになるのですが、刷り込みが入っていない母イヌを預かったとき、いきなり子犬を襲いだしたのです。子犬が何かの拍子にキャンキャンキャンと鳴くのですが、それを聞いた預かった母イヌが、急に切れて襲ったのです。正確に言うと襲おうとしたのです。
するとそれに気づいた当時の群れのオスのリーダーであったソニックが急に走り出して、そのイヌから子犬を守るために、本気で襲ったのです。オスとメスの真剣勝負なんて、私は自分の群れで見たことがない光景でしたから、相当驚いてしまいました。おそらくホワイトシェパードの集まりでも、オスとメスの真剣勝負をご覧になったことはないのでは?
それが目の前で繰り広げられたとき、一瞬固まってしまいました。何せこのようなことを見たことが今までになかったからなのです。
その時点でソニックが相手を取り押さえてましたので、ソニックに声をかけて相手のイヌを押さえたのですが、完全にキレている状態で、一向に落ち着かないのです。ヘタをすると私が噛みつかれそうになるくらい、まったく落ち着かず興奮とも違う表情になっていたのです。
数分後、ようやく落ち着きを取り戻した私は、その子を連れて犬舎に・・・・。
群れの中で生活できないのです。イヌの車規制を身につけていない子というのは・・・。
そこで預かっている間、ずっと観察していたのですが、どうも仕草がイヌらしくないのです。
群れの中に放していると、ずっと私の目を見上げてくるのです。呼んでも私の目の前に座り、そして目だけをずっと見つめてくるのです。試しに怒った顔をして、歯をむき出しにしましたところ、ただ、ずっと目を見てくるだけで・・・。
普通だったら、自分の子は目をそらせ、姿勢を低くして、身体を寄せてきてT字の横棒になるのですが、それさえもしない。嬉しそうにじっと私を見てくるのです。どちらかのタイプに別れるんですけどね・・・、余所の子だったら・・・。視線を外すか、逆に唸るか・・・・。視線を外すという行為を見たとき、人は無視しているって見えるらしいのですが、そんな行動もとらないのです。
実にイヌらしくない行動・仕草なのです。表情に変化がないし、いきなりキレますので、見ていても次の行動を理解することができないのです。イヌの社会では、とても多くの言葉が交わされています。ただ見ていても、実に素晴らしいくらいのボディーランゲージが飛び交い、すべてのイヌたちが言葉を交わしているのです。
そのことが理解できたとき、実に深い社会が存在するのだと感じることができます。
多頭飼育の醍醐味は、ここにあります。もっともっとイヌの事が良く理解できるようになると、イヌの社会のシステムが解るようになってきます。わたしはそれを繁殖管理に取り入れております。

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