背中を触ると嫌がる犬
時々ですがいるんですよね
普通でしたら、このように身体を寄せてきて甘えてくるんですよね。
完全に敵意がないことを表す行動であり、人よりも下であると認識しているのです。
そもそも犬は犬、人は人。しっかりと認識しているため、このように当たり前のような行動が取れるのです。Tの字に鳴っているでしょ?人の正面に真横を向いて身体を預けてくる行為です。
このTの字を群れの中で見るとき、どのような関係が成り立っているのか、それは自分が相手よりも上であるという行為です。あごを背中に乗せたり、そのまま前片足を背中に乗せたりする行動です。強い犬のほうが必ず上からのしかかります。
人間に対してこのような行為を見せるような子は、しっかりと理解しています。私はあなたに敵意はありません。ですから触ってねって。
ですから上から背中を押されてもまったく平気なんです。認めているから。
時々ですが、人が近づいてこのように背中を撫でると、歯を当ててくる犬いるでしょ。もちろんお尻を触っても歯を当ててくる子。首を上から触っても同様に咬んできたり歯を当ててきたり。
その行為は、止めろ!なんですね。つまり人を認めていない証拠です。ですから人間社会での立場を、その子は理解していないってことです。まあ、そのような子は、引っ張る引っ張る!飼い主から見ると勝手な行動ばかりとって、呼んでも戻ってこなく、自分がやりたいようにやる。そこまでいくと、もう飼い主さんはどうしようもないでしょうね。
そうやって教えてよいか解らないでしょう。
何度か私もやられました。もちろん自分の子たちではなく、よその子になんですけどね。
基本二通りの子がいます。不安・パニックを起こしている子、そして本気で自分の思い通りに育った子。
後者は小型犬が多いですよね。常に要求してくるんですよね。自分の子である小型犬のMIXサクラと比べたら、まったく行動が違うんですよね。ナメてるよね人を・・・って。
まあ、それに気づきにくいでしょうね、大きさが違うし犬種によって使える言葉の数が違っているんですから。
この二つのタイプ、咬まなくする方法って実はとっても簡単なんです。
ただ、口では言いにくいんですよね・・・。その子その子によってやっぱりやり方が違うし・・・。
前者は特に慎重に教えなければいけません。
これもはやり関係ができていないからなんですよね。
本当に嫌(はずみで痛いと感じたり、驚いたり)なときは、ヒャン!ってなくか、鼻先を軽く当ててくるか、舌で舐めようと手のほうに顔を寄せる程度で終わります。
どこにも書いているとおり、信頼関係が成り立っていないと、何かしらの問題行動を取るということです。
この問題はその子を見て判断しますので、お勉強会や集まりの時、ご相談下さい。
まあ、画像のように誰にでもこのように甘えていく子に育てて下さい。としか現時点では言いにくいです・・・。
うちの子は基本的に勝手にこうやって甘えてきますから、こうなれば信頼関係を築きはじめているっていうことですね。そして誰にでもこのようになるためには、しっかりとした関係を築けば大丈夫ですよ。それには至る所に同じような事が書いていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
基本的に何でも上からやってみて下さい。首の上の皮を握ったり、背中をつついたり・・・。上記に記した上位の犬の行動を取ってみて下さい。何かしらの感情表現があるはずです。
噛みついてくるとか、ヒンヒンいうとか、触るのを止めるとあくびするとか・・・。
このときに、ヒャン!って声で鳴くようであれば、それは別のことから始めないといけません(怖がるを参考に)
噛みついてくるときは、口を持ってすれば咬まれなくてすみますし、犬の言葉でも上位の子が下位の子にする行動でもありますが、この口を掴むという行為は、子犬時期の母犬が取る行動ですから、あまり役に立たないかと思います。その口を掴んで首の皮を上から掴むほうが、はるかにこの子達は効果ありますから。
それが慣れてくると、今度は首の皮を大きく掴み、持ち上げてみて下さい。後ろ脚がつき、前脚が浮くくらい。