自分色に染める喜びと感動・・・の前の最初の接し方
早く慣れさせるコツとポイント
子犬・若犬が到着します。犬の社会性を身につけた子というのは、その時の環境を冷静に判断しようとします。例えば室内でケージから出したとき、すぐに揉みくちゃにするのではなく、それを我慢してそっとしてあげましょう。
完全に無視した状態で構いません。目を見ることもしなくて良いのです。
ただ、そうっとしてあげましょう。冷静な判断が出来るようになると、今度は飼い主となる家族を観察します。どういった人なのか、自分に危害を加えないだろうか。
そうやって一つ一つを自分の中で考えることをします。
当たり前ですよね、しっかりと理解することが大切ですから。
そしてだんだんと家族に慣れてきます。ここさえくれば後は簡単。ゆっくりと手を差し伸べると近づいてきたり・・・。
体を真横に寄せてきたとき、「あなたよりも私が下なんです」そういって挨拶してきているのですから、優しく触れ合いましょう。
バタバタして遊ぶと、その喜びをバタバタと表現してくるようになります。
ですから、最初からバタバタと接することなく、静かに部屋で過ごすことを教えてあげて下さい。
慣れてくると、じっと目を見てきます。これがアイコンタクト。
次第に耳が立ってきて、そして近づいてきて触れ合おうとしてきます。そのとき強引に手元に引き寄せず、あくまでも子犬・若犬の気持ちを考え、ゆっくりと触れ合うよう心がけて下さい。
そうやってここの家庭はは安心して過ごせるんだと自分から覚えていきます。
犬の社会性を身につけ、そして人間の社会性も身につけていますので、とても早く認識します。
元々、そのようにして育っていますので、非常に早く認識する能力があります。
そこで、慣れないうちからバタバタと飛び跳ねたりした姿を子犬・若犬に見せてしまうと、勘違いして認識してしまいます。
不安をさらに煽るような接し方は避けて、自分から行動するくらいにまでそっとしてあげてください。
すぐに慣れますと、今度は家族の側で静かに横になって過ごします。
目が合うと近寄ってきて、ゆったりと体をあずけてきます。
それが犬の本当の甘え方なのです。
この基本を崩さなかったら、決して飛びつきなどをおこないません。
もし仮に飛びついてきても、その基本の姿勢をとるようにさせることで、癖がつかなくなります。
家の中では静かに過ごし、屋外では自由にできること。これを最初に覚えることでしょう。
まずは家族となる人たちを知って貰わなければなりませんので、必ず一緒に過ごせる空間にいて、家族のことをよく理解させましょう。
自分で考えて覚える子たちですので、何もしなくて良いのです。黙って静かに同じ空間にいるだけですぐに理解を見せ始めます。
絶対に気を惹こうとすることは止めて下さい。おもちゃを投げてみたり、ボールを転がしてみたりするのは、その後で構いません。まずは冷静に判断できる環境を与えてあげましょう。
これが犬の社会性を身につけた子たちです。
慣れるまでは目を見ない。
静かにしておく
あまり動き回らない
静かな声でしゃべる
そうやって冷静な判断が出来るようになるまで静かに待ちましょう。
これがポイントです。