なかなか治らないクセ

「どうしてなかなか治らないのでしょうか」
お電話をいただいたとき、もしかして。そう感じましてたずねたのです。
「もしかして、お父さんやっていないでしょ?」
実はラブラドールレトリーバーの子と一緒にホワイトシェパードの見学へ来られたご家族がいらっしゃたのです。
ちょうどその日、犬のお勉強会でオーナー様方もお越しでして、群れの中の子たちと遊んではいるのですが、明らかに落ち着きの無さ、興奮に気づいたのです。
しかも、お迎えに道路まで出たとき、ラブラドールレトリーバーの子が目に余る興奮状態で凄まじい引っ張りをしていたところも、ちゃんとチェックしました。
その場で散歩の仕方をお話しし、このようにやると引っ張らなくなりますよ。と散歩の仕方を変えることをアドバイスしました。
まあ、群れの中ではやりたい放題。群れのある特定の子を目指し、果てしなく追いかけるラブラドールレトリーバー。
もう完全に参ってしまっているウチの子。最初はキャンキャンだったのが、ガウガウいうようになり、これはどうしようもない。ということで、それとなくお勉強会を開始しました。
まずは興奮しない子にする。そして飼い主の声が届くようにする。それと興奮からくる強烈な引っ張りグセ。
落ち着きのない動き。これらを一発で解消しようと、すべてのクセをとる二つの犬の言葉その1をおこないました。
1分もかからずに終了。
興奮が取れ、常に飼い主を意識した振る舞い。興奮のために追いかける行動、そして手を出す仕草。飼い主を意識させることにより、これらの行動が解消されました。
・・・が、完全にラブラドールレトリーバーの子を嫌がっているウチの子、近くまで近づいても吠えるようになって・・・。
しかし、そのラブラドールレトリーバーの子はあんなに近づいて頭を背中に置いたり、無理矢理前足でその子を引き寄せてマウンティングする行為から、終了後は、まったくせず、ただ少し離れたところで、ウチの子を遊びに誘うようになったのですが、もう完全にウチの子からは嫌われて・・・。一番若い繁殖犬ゴーイングメリーです。
まあ、ウチの子が吠えるので、うるさいから、その子の名前を呼ぶと、トコトコトコと、ゆったりと静かに興奮することなく来てくれて。そこから飼い主さんへの指導となったのです。群れの中で同じ事をやっている子たちを例に挙げ、その言葉の持つ意味をお話しし、どのようにすればよいか・・・ただその形をとるだけでなく、実際に背中や脇腹に対して優位性を示す仕草の与え方などをお話ししました。
そして帰り際、リードに繋がれたラブラドールレトリーバーの子をご家族で犬の言葉を使って接していただき、そして車に向かおうとすると、まったくリードを引っ張ることもせず、飼い主さんの後を付いてトコトコトコ。
まあ、これで終了したのです。
これから数ヶ月後、今度は飼い主さんとラブラドールレトリーバーでお越しになったのですが、引っ張りグセは相変わらず・・・・一体何をやっていたのだろうか・・。この引っ張りグセだけなんですね、問題は・・。
そう思っていたんですね。その時は他の子のお勉強会をやっていましたので、この子には何もせず終了したのです。
しかし、何か気になって仕方なくて・・・。
そしたら案の定、電話で「どうしてもよくならないんです」
その時に解ったのです。実は飼い主さんのお父さんが、まったく逆のことをしていたのです。
「興奮しない散歩」これとは全く逆の行為をおこなっていたのです。
散歩に連れ出したとき、道路を横切るために全速力。そしてリードはゆるりと垂らし、興奮させるかのように大きな声をだしながら走るそうなのです。
しかも、家でもわざと大声で元気よく興奮をあおるかのように・・・・喜んで飛びかかってくるような付き合い。
「それでは良くなりませんよ、その子の問題は、お父さんが原因だということをちゃんと話さないと・・・。」
「でも言っても聞かないんです。それでこうなったのはお前が原因だって言われて、そうなのかと思うと落ち込んでしまって・・・。」
お父さんの協力が、この子には必要ですし、でもそれが出来ないんであれば、お父さんに近づけないこと。散歩させないこと。
これしか対処法はありません。ですから道で歩いていて、急に興奮してお母さんを引きずり倒してしまうのです。
冷静で落ち着いた散歩を。
ボール遊びなどは冷静な喜びを表現するくらいのつきあい。信頼関係が出来ていると、ボールに対しての意識より、飼い主に対しての意識が強くなるのですが、
優位性を示す行動をお父さんが煽っているのであれば・・・・無理ですね・・・。
その影響が、ご家族に出てきているんです。おじいちゃんに対して歯を当ててきたり、前足をかけてきたり・・・。お父さんにも飛びかかったり押したり・・・。
それをその子の喜びととって、逆に喜んで接して・・・。
それじゃあ治らないですよ。
まずは愛犬との接し方を考え直しましょう。
ということで、現在説得中のようです。

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